獣医/分娩の管理(32) ―次の妊娠・分娩へ向けて(7)
コラム
––– 環境の改善による難産・死産の低減 ––– 分娩時の難産や死産がその後の繁殖性に負の影響をもたらすことは、みなさん何となく認識がある通りかと思います。実際に国内外でもいくつか報告があり、軽度…
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––– 環境の改善による難産・死産の低減 ––– 分娩時の難産や死産がその後の繁殖性に負の影響をもたらすことは、みなさん何となく認識がある通りかと思います。実際に国内外でもいくつか報告があり、軽度…
––– 分娩前の母牛の栄養管理 (まとめ) ––– これまで数回にわたって、次期の繁殖に向けて分娩前の母牛の栄養管理をどのように実施していけば良いのかをご紹介してきました。今回はその内容をもう一度…
【栄養不足による悪影響(4) 初回排卵の遅延】 栄養と分娩の関係について最後のお話は、卵胞の発育と排卵についてです。タイトルにもある通り最初に結論を言いますと、分娩前の糖=グルコースが不足するよう…
【栄養不足による悪影響(3) 子宮内膜炎の増加】 分娩後の細菌感染による子宮炎、特に「産褥性(さんじょくせい)子宮炎」と呼ばれる、発熱や食欲不振といった全身症状を伴う感染性子宮炎は、乳牛の周産期疾…
【栄養不足による悪影響(1) 分娩遅延や難産の増加】 分娩前の母牛において特にエネルギーと蛋白質が不足すると胎子が十分成長せず分娩が遅延して、さらに難産になるリスクが高まります。黒毛和牛において、…
––– 分娩前の母牛の栄養管理 (つづき) ––– 分娩後の受胎成績を向上させるためには分娩トラブルを減らすことが重要であり、それには分娩前からの栄養充足が欠かせませんが、まずは4つの各キーワード…
––– 繁殖障害につながる分娩トラブル ––– これまでの分娩管理のお話は、主に胎子や子牛についての内容でした。分娩前や分娩時、さらには分娩直後の飼養管理や対処によって、子牛が病気になるリスクは変…
––– 改めて環境改善の話––– これまで分娩管理の話の中で「良い牛に育てるために」というテーマで話をしてきました。このテーマは今回で一旦区切りを設けたいと思います。 こちらのテーマにおい…
––– 臍帯炎の予防(3):臍帯処置・消毒 (つづき)––– 細菌が増殖するには水分が必要です。逆に言うと、水分が無ければ細菌はほぼ増えないので細菌感染による炎症は問題になりづらくなります。つまり…
––– 臍帯炎の予防(2):分娩環境 ––– このセクションは臍帯炎予防にとって最重要と言えます。 分娩環境を清潔に維持することさえ出来れば、このあとご紹介する臍帯の消毒なども必要ないと言…