獣医/分娩の管理(37) ―次の妊娠・分娩へ向けて(12)
コラム
––– 分娩後の飼養管理改善による繁殖障害予防 ––– 長きにわたってご紹介してきました「繁殖に関わる分娩前後の飼養管理」もいよいよ終盤になってきました。これまでは、分娩前と分娩時の飼養管理がその…
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––– 分娩後の飼養管理改善による繁殖障害予防 ––– 長きにわたってご紹介してきました「繁殖に関わる分娩前後の飼養管理」もいよいよ終盤になってきました。これまでは、分娩前と分娩時の飼養管理がその…
––– 助産時の衛生度が空胎日数に与える影響 ––– 以前のコラムにおいて、難産介助=助産は不衛生になりやすく難産スコアが上がるにつれてその後の繁殖性が低下し、空胎日数が延長することをご紹介しまし…
第6回(最終回)は前回の話題に引き続きケトーシスの話になります。 「エネルギー不足になりやすく、脂肪を使うのが苦手な牛」のその後についてです。 臨床型・潜在性ケトーシス 突然ですがケト…
––– 分娩のその時に難産になる!? ––– 前回までの話で、難産がその後の繁殖に大きな悪影響を与えることをご紹介しました(1、2)。またその一方で、難産は分娩前の飼養管理によってコントロールでき…
よく農場で遭遇する病気のひとつにケトーシスという病気があります。 前回、第四胃変位の要因のひとつとしても挙げられていた病気です。分娩後1~2か月以内に発生することが多く、他の病気や乳量低下・繁殖…
––– 繁殖に与える助産の影響 ––– 分娩=お産は酪農家さんや繁殖農家さんにとっては農場の生産に関わる最重要イベントです。中規模以上の農場ではほぼ毎日起こる日常のイベントですが、それでも母牛と新…
前回のコラムの後半に出てきた「第四胃変位」についてもう少しお話ししていきたいと思います。 第四胃変位は分娩後1~2か月以内の乳牛がよく発症する病気で、約9割が左方変位だと言われています。第四…
––– 分娩時の飼養管理改善による繁殖障害予防 ––– 次期の繁殖を効率よく実施していくにあたり、前回までは分娩前の飼養管理を改善することで難産を回避できたり分娩後の子宮内膜炎など繁殖関連の疾病を…
以前、私が勤務していた家畜診療所では毎朝、連絡の入った農場名と牛の症状(稟告)がホワイトボードに書き出され、担当獣医師を割り振り診療に赴いていました。その診療依頼(初診時)の中で最も多い稟告は「食欲…
––– 環境の改善による難産・死産の低減 ––– 分娩時の難産や死産がその後の繁殖性に負の影響をもたらすことは、みなさん何となく認識がある通りかと思います。実際に国内外でもいくつか報告があり、軽度…