酪農コラム/現場でのDMI推定の方法
コラム
今回も引き続き牛が食べるえさの量【DMI(乾物摂取量)】の話をしていきたいと思います。 前回は飼料に含まれる水分の量で、与えている飼料の実質の重量が変わるという内容でした。今回は「牛たちにど…
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今回も引き続き牛が食べるえさの量【DMI(乾物摂取量)】の話をしていきたいと思います。 前回は飼料に含まれる水分の量で、与えている飼料の実質の重量が変わるという内容でした。今回は「牛たちにど…
––– 分娩前の母牛の栄養管理 (まとめ) ––– これまで数回にわたって、次期の繁殖に向けて分娩前の母牛の栄養管理をどのように実施していけば良いのかをご紹介してきました。今回はその内容をもう一度…
【ご挨拶】 皆様はじめまして、私は中部飼料(株)という飼料メーカーの研究技術部に所属する獣医師の高木信明と申します。 この度、タイセイ飼料株式会社様のホームページでコラムを執筆する機会をい…
【栄養不足による悪影響(4) 初回排卵の遅延】 栄養と分娩の関係について最後のお話は、卵胞の発育と排卵についてです。タイトルにもある通り最初に結論を言いますと、分娩前の糖=グルコースが不足するよう…
【栄養不足による悪影響(3) 子宮内膜炎の増加】 分娩後の細菌感染による子宮炎、特に「産褥性(さんじょくせい)子宮炎」と呼ばれる、発熱や食欲不振といった全身症状を伴う感染性子宮炎は、乳牛の周産期疾…
脂肪と油糧種子 大豆や綿実は油を含みます(18~23%)が、単純に油を添加したときのような悪影響を起こすことは通常ありません。これは反すうや消化の間に種子からゆっくりと油が放出されるために、ルーメ…
【栄養不足による悪影響(1) 分娩遅延や難産の増加】 分娩前の母牛において特にエネルギーと蛋白質が不足すると胎子が十分成長せず分娩が遅延して、さらに難産になるリスクが高まります。黒毛和牛において、…
季節要因 季節によって乳中の脂肪酸の含有量は変化します。ニュージーランドでの研究では、春と夏の放牧時期に乳中の不飽和脂肪酸が増えることが示されています。乳脂肪の硬さ(冬は硬いバターができる)はこの…
––– 分娩前の母牛の栄養管理 (つづき) ––– 分娩後の受胎成績を向上させるためには分娩トラブルを減らすことが重要であり、それには分娩前からの栄養充足が欠かせませんが、まずは4つの各キーワード…
はじめに 乳脂肪は乳中で最もエネルギーの高い要素であり、泌乳する動物にとって乳脂肪の生成は最も代謝上の負荷が大きいものです。乳脂肪の低下が起きるのは、代謝上のストレスを低下させるための動物の戦略で…