獣医/分娩の管理(22) ― 良い牛に育てるために(18)
コラム
–––臍帯炎の予防(1):分娩経過––– 臍帯炎の予防においてまず何よりも重要なのが「臍帯を子牛に残す」ことです。「え?無くなった方がいいものが残っていた方がいいの?…ん??」と思われた方もいるか…
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–––臍帯炎の予防(1):分娩経過––– 臍帯炎の予防においてまず何よりも重要なのが「臍帯を子牛に残す」ことです。「え?無くなった方がいいものが残っていた方がいいの?…ん??」と思われた方もいるか…
●初乳と同じく重要な「臍帯炎の予防」 前回まで長きにわたり、初乳に関する話をしてきました。分娩の管理において、初乳給与は牛の一生を決めると言っても過言でありませんので、その重要性を色々な角度から切…
––– 初乳に影響を与える環境の要因––– 初乳に関する話もいよいよ残り少なくなってきました。ここまで、以下の通り大きく4つのカテゴリーに分けて話を進めていますが、最後は環境の話になります。 …
––– 初乳に影響を与える母牛側の要因 (続き)––– ● 血中IgG量 こちらは以前のコラム(初乳中のIgGを増やす方法 –– 2.分娩前母牛へのワクチン投与:http://www.tai…
––– 初乳中のIgGが減ってしまう要因 (続き)––– 4.疾病などによる乾乳期間中の体重減少 疾病など何らかの原因によって乾物摂取量が低下する、または低下はせずとも消化吸収に影響があるこ…
–––初乳中のIgGが減ってしまう要因––– 一方、せっかく初乳が確保できてもその乳汁中にIgGが十分量存在しない、というケースもあります。分娩前の母牛の管理において「何をするとより良いか」を知…
ここまで初乳について話を続けていますが、メインタイトルにある通り「良い子牛に育てるため」には初乳のマネジメントが極めて重要であり、以下の通り話を進めています。 (1)初乳の要因 (2)子牛側…
初乳の吸収率をさらにアップさせる方法 初乳の吸収率を高くする方法は、過去のコラムでもご紹介しました。その内容を簡単に振り返ると「初乳と環境の汚染をなくすこと」と「生後6時間以内に十分量を給与するこ…
初乳製剤は何袋必要なのか? 冬の北海道では、特に黒毛和牛子牛を母牛につけておいて初乳を自由に飲ませることは容易ではありません。また、酪農家さんに限らず和牛繁殖農家さんでも季節関係なく生まれてから親…
(2)初乳中IgG濃度 ––– 品種間における違い 子牛の疾病予防を目的とした初乳給与における「母牛側の要因」の二つ目は、初乳中のIgG濃度です。これは、このシリーズの最初(http://www.…