獣医/分娩の管理(15) - 良い牛に育てるために(11)
コラム
初乳の吸収率をさらにアップさせる方法 初乳の吸収率を高くする方法は、過去のコラムでもご紹介しました。その内容を簡単に振り返ると「初乳と環境の汚染をなくすこと」と「生後6時間以内に十分量を給与するこ…
全ての記事を自由な言葉で検索できます
初乳の吸収率をさらにアップさせる方法 初乳の吸収率を高くする方法は、過去のコラムでもご紹介しました。その内容を簡単に振り返ると「初乳と環境の汚染をなくすこと」と「生後6時間以内に十分量を給与するこ…
初乳製剤は何袋必要なのか? 冬の北海道では、特に黒毛和牛子牛を母牛につけておいて初乳を自由に飲ませることは容易ではありません。また、酪農家さんに限らず和牛繁殖農家さんでも季節関係なく生まれてから親…
(2)初乳中IgG濃度 ––– 品種間における違い 子牛の疾病予防を目的とした初乳給与における「母牛側の要因」の二つ目は、初乳中のIgG濃度です。これは、このシリーズの最初(http://www.…
––– 初乳における母牛側の要因 ––– これまで数回にわたって初乳の重要性を記載してきましたが、子牛の疾病予防を目的とした初乳給与において、その目的が達成できるかどうかについて以下の2つのポ…
生後子牛の低酸素血症:標準的な変化と異常の目安 寒冷ではない環境で健康に生まれてきた子牛であれば、前回までで紹介してきたような蠕動を促進する方法は必要ありません。むしろ、起立して初乳を飲むため…
● 腸の蠕動 ― 消化管が動くことで飲乳欲が現れる ここまでで述べてきた通り、初乳の吸収のためには「(生後6時間以内をリミット目安として)出来る限り早く、多くの良質初乳を、汚染無く飲ませる」ことが…
ここ数回のコラムでは初乳に関するお話をしていますが、一度少し整理しましょう。ここでは初乳に関するポイントを以下の4つに分類しています。 (1) 初乳の要因 (2) 子牛側の要因 (3) …
それでは初乳そのもののポイントの最後です。 (3) 給与量とタイミング 初乳についての最初のコラム (http://www.taiseishiryo.jp/tp_detail.php?id=…
それでは初乳における重要なポイントをお話ししていきます。まずは、初乳そのもののポイントです。以下の3つが重要です。 ● 初乳のポイント (1) IgG濃度(Brix値として20%以上)…
良い牛に育てるために、分娩後の子牛において最も重要なポイントは、何と言っても「初乳」です。高品質の初乳をしっかり飲ませる事が全ての始まりであり、そこが上手くいくかどうかで、その後の哺育〜育成の手のか…