獣医/分娩の管理(19) ― 良い牛に育てるために(15)
コラム
––– 初乳に影響を与える母牛側の要因 (続き)––– ● 血中IgG量 こちらは以前のコラム(初乳中のIgGを増やす方法 –– 2.分娩前母牛へのワクチン投与:http://www.tai…
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––– 初乳に影響を与える母牛側の要因 (続き)––– ● 血中IgG量 こちらは以前のコラム(初乳中のIgGを増やす方法 –– 2.分娩前母牛へのワクチン投与:http://www.tai…
––– 初乳中のIgGが減ってしまう要因 (続き)––– 4.疾病などによる乾乳期間中の体重減少 疾病など何らかの原因によって乾物摂取量が低下する、または低下はせずとも消化吸収に影響があるこ…
–––初乳中のIgGが減ってしまう要因––– 一方、せっかく初乳が確保できてもその乳汁中にIgGが十分量存在しない、というケースもあります。分娩前の母牛の管理において「何をするとより良いか」を知…
ここまで初乳について話を続けていますが、メインタイトルにある通り「良い子牛に育てるため」には初乳のマネジメントが極めて重要であり、以下の通り話を進めています。 (1)初乳の要因 (2)子牛側…
初乳の吸収率をさらにアップさせる方法 初乳の吸収率を高くする方法は、過去のコラムでもご紹介しました。その内容を簡単に振り返ると「初乳と環境の汚染をなくすこと」と「生後6時間以内に十分量を給与するこ…
初乳製剤は何袋必要なのか? 冬の北海道では、特に黒毛和牛子牛を母牛につけておいて初乳を自由に飲ませることは容易ではありません。また、酪農家さんに限らず和牛繁殖農家さんでも季節関係なく生まれてから親…
(2)初乳中IgG濃度 ––– 品種間における違い 子牛の疾病予防を目的とした初乳給与における「母牛側の要因」の二つ目は、初乳中のIgG濃度です。これは、このシリーズの最初(http://www.…
––– 初乳における母牛側の要因 ––– これまで数回にわたって初乳の重要性を記載してきましたが、子牛の疾病予防を目的とした初乳給与において、その目的が達成できるかどうかについて以下の2つのポ…
生後子牛の低酸素血症:標準的な変化と異常の目安 寒冷ではない環境で健康に生まれてきた子牛であれば、前回までで紹介してきたような蠕動を促進する方法は必要ありません。むしろ、起立して初乳を飲むため…
● 腸の蠕動 ― 消化管が動くことで飲乳欲が現れる ここまでで述べてきた通り、初乳の吸収のためには「(生後6時間以内をリミット目安として)出来る限り早く、多くの良質初乳を、汚染無く飲ませる」ことが…