獣医/分娩の管理(35) ―次の妊娠・分娩へ向けて(10)
コラム
––– 分娩のその時に難産になる!? ––– 前回までの話で、難産がその後の繁殖に大きな悪影響を与えることをご紹介しました(1、2)。またその一方で、難産は分娩前の飼養管理によってコントロールでき…
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––– 分娩のその時に難産になる!? ––– 前回までの話で、難産がその後の繁殖に大きな悪影響を与えることをご紹介しました(1、2)。またその一方で、難産は分娩前の飼養管理によってコントロールでき…
––– 繁殖に与える助産の影響 ––– 分娩=お産は酪農家さんや繁殖農家さんにとっては農場の生産に関わる最重要イベントです。中規模以上の農場ではほぼ毎日起こる日常のイベントですが、それでも母牛と新…
––– 分娩時の飼養管理改善による繁殖障害予防 ––– 次期の繁殖を効率よく実施していくにあたり、前回までは分娩前の飼養管理を改善することで難産を回避できたり分娩後の子宮内膜炎など繁殖関連の疾病を…
––– 環境の改善による難産・死産の低減 ––– 分娩時の難産や死産がその後の繁殖性に負の影響をもたらすことは、みなさん何となく認識がある通りかと思います。実際に国内外でもいくつか報告があり、軽度…
––– 分娩前の母牛の栄養管理 (まとめ) ––– これまで数回にわたって、次期の繁殖に向けて分娩前の母牛の栄養管理をどのように実施していけば良いのかをご紹介してきました。今回はその内容をもう一度…
【栄養不足による悪影響(4) 初回排卵の遅延】 栄養と分娩の関係について最後のお話は、卵胞の発育と排卵についてです。タイトルにもある通り最初に結論を言いますと、分娩前の糖=グルコースが不足するよう…
【栄養不足による悪影響(3) 子宮内膜炎の増加】 分娩後の細菌感染による子宮炎、特に「産褥性(さんじょくせい)子宮炎」と呼ばれる、発熱や食欲不振といった全身症状を伴う感染性子宮炎は、乳牛の周産期疾…
【栄養不足による悪影響(1) 分娩遅延や難産の増加】 分娩前の母牛において特にエネルギーと蛋白質が不足すると胎子が十分成長せず分娩が遅延して、さらに難産になるリスクが高まります。黒毛和牛において、…
––– 分娩前の母牛の栄養管理 (つづき) ––– 分娩後の受胎成績を向上させるためには分娩トラブルを減らすことが重要であり、それには分娩前からの栄養充足が欠かせませんが、まずは4つの各キーワード…
––– 繁殖障害につながる分娩トラブル ––– これまでの分娩管理のお話は、主に胎子や子牛についての内容でした。分娩前や分娩時、さらには分娩直後の飼養管理や対処によって、子牛が病気になるリスクは変…