酪農コラム/蛋白質~非蛋白態窒素の利用~(2)
コラム
硝酸イオン(NO3-) 硝酸イオンは、時々、粗飼料中に高濃度で発生します。しかし、飼料の穀物中に発生するのはごくわずかです。植物における硝酸イオン濃度は、土壌、植物、季節(干ばつ、霜)、または使用し…
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硝酸イオン(NO3-) 硝酸イオンは、時々、粗飼料中に高濃度で発生します。しかし、飼料の穀物中に発生するのはごくわずかです。植物における硝酸イオン濃度は、土壌、植物、季節(干ばつ、霜)、または使用し…
–––初乳中のIgGが減ってしまう要因––– 一方、せっかく初乳が確保できてもその乳汁中にIgGが十分量存在しない、というケースもあります。分娩前の母牛の管理において「何をするとより良いか」を知…
はじめに 炭水化物と脂肪は、炭素(C)、水素(H)、酸素(O)の多様な組み合わせで構成されております。一方、蛋白質はこれらの他に窒素(N)も含まれます。この4つの元素は、空気や地殻、動物、ヒトの体の…
ここまで初乳について話を続けていますが、メインタイトルにある通り「良い子牛に育てるため」には初乳のマネジメントが極めて重要であり、以下の通り話を進めています。 (1)初乳の要因 (2)子牛側…
「炭水化物4~乳糖の生成」(全3回)の最終回です。 粗飼料の種類と乳糖の生成 粗飼料中の糖とデンプンの含量は草種(イネ科かマメ科か)、気候(熱帯か温帯か)、調製方法(サイレージか乾草か)、サ…
初乳の吸収率をさらにアップさせる方法 初乳の吸収率を高くする方法は、過去のコラムでもご紹介しました。その内容を簡単に振り返ると「初乳と環境の汚染をなくすこと」と「生後6時間以内に十分量を給与するこ…
「炭水化物4~乳糖の生成」(全3回)の2回目です。 グルコースは乳の生成に絶対に必要なもので、他の糖や他の成分では置き換えることができません。ルーメンでは糖やデンプンからプロピオン酸が作られ、…
初乳製剤は何袋必要なのか? 冬の北海道では、特に黒毛和牛子牛を母牛につけておいて初乳を自由に飲ませることは容易ではありません。また、酪農家さんに限らず和牛繁殖農家さんでも季節関係なく生まれてから親…
はじめに ミルクと言えば白い液体を連想します。市場では、ミルクと言われる様々な飲料を目にする事が出来ます。例えば豆乳、米乳、ココナッツミルク、アーモンドミルク、そのほかにも様々なフレーバーを添加し…
(2)初乳中IgG濃度 ––– 品種間における違い 子牛の疾病予防を目的とした初乳給与における「母牛側の要因」の二つ目は、初乳中のIgG濃度です。これは、このシリーズの最初(http://www.…