獣医/分娩の管理(19) ― 良い牛に育てるために(15)
コラム
––– 初乳に影響を与える母牛側の要因 (続き)––– ● 血中IgG量 こちらは以前のコラム(初乳中のIgGを増やす方法 –– 2.分娩前母牛へのワクチン投与:http://www.tai…
––– 初乳に影響を与える母牛側の要因 (続き)––– ● 血中IgG量 こちらは以前のコラム(初乳中のIgGを増やす方法 –– 2.分娩前母牛へのワクチン投与:http://www.tai…
現場の実例 日本では尿素はおよそ15-20年前に乳牛の飼料に使われました。その後、いくつかの乳牛の牧場において急性尿素中毒の発生の報告があり、徐々に乳牛の給与メニューからは消えていきました。 …
––– 初乳中のIgGが減ってしまう要因 (続き)––– 4.疾病などによる乾乳期間中の体重減少 疾病など何らかの原因によって乾物摂取量が低下する、または低下はせずとも消化吸収に影響があるこ…
硝酸イオン(NO3-) 硝酸イオンは、時々、粗飼料中に高濃度で発生します。しかし、飼料の穀物中に発生するのはごくわずかです。植物における硝酸イオン濃度は、土壌、植物、季節(干ばつ、霜)、または使用し…
–––初乳中のIgGが減ってしまう要因––– 一方、せっかく初乳が確保できてもその乳汁中にIgGが十分量存在しない、というケースもあります。分娩前の母牛の管理において「何をするとより良いか」を知…
はじめに 炭水化物と脂肪は、炭素(C)、水素(H)、酸素(O)の多様な組み合わせで構成されております。一方、蛋白質はこれらの他に窒素(N)も含まれます。この4つの元素は、空気や地殻、動物、ヒトの体の…
ここまで初乳について話を続けていますが、メインタイトルにある通り「良い子牛に育てるため」には初乳のマネジメントが極めて重要であり、以下の通り話を進めています。 (1)初乳の要因 (2)子牛側…
「炭水化物4~乳糖の生成」(全3回)の最終回です。 粗飼料の種類と乳糖の生成 粗飼料中の糖とデンプンの含量は草種(イネ科かマメ科か)、気候(熱帯か温帯か)、調製方法(サイレージか乾草か)、サ…
初乳の吸収率をさらにアップさせる方法 初乳の吸収率を高くする方法は、過去のコラムでもご紹介しました。その内容を簡単に振り返ると「初乳と環境の汚染をなくすこと」と「生後6時間以内に十分量を給与するこ…
「炭水化物4~乳糖の生成」(全3回)の2回目です。 グルコースは乳の生成に絶対に必要なもので、他の糖や他の成分では置き換えることができません。ルーメンでは糖やデンプンからプロピオン酸が作られ、…